シネスイッチ系は結構好き。
私がこの映画に興味を持ったきっかけは、eiga.comの記事。
『・・コロンバイン高校乱射事件を思わせる事件で心に深いトラウマを負った
ダイアナの人生を、過去と現在を交錯させながら描き、観客に哲学的かつ
倫理的な問いかけをする異色ドラマだ。反抗的だったダイアナは32歳となり、
新進気鋭の哲学教授を夫に持ち、自身も大学で美術を教えている。
事件の15周年行事が近づき、彼女の胸に過去の記憶が次々とよみがえり始める。
・・ダイアナが記憶と想像をたどるシーンには伏線と隠喩が巧みに散りばめられていて、
衝撃的な結末へのプレリュードとなっている。例えば、ダイアナが授業で使う
ゴーギャンの絵画「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」
は人間の生から死の経過を描いたものとされていて、非常に意味深だ。
これらを読み解くのが本作の醍醐味のひとつで、観客の映画文法に対する理解や
映画IQが試される作品ともいえるだろう。』
面白かったけど、なぜかそれほど余韻はなく。
それは多分、帰りがけに出口で買ったパンフレットのせいかもしれない。
『物語の結末に触れる内容が書かれています。ご鑑賞後にお読みください。』
と書かれたページが2箇所あり。
鑑賞後だからいいよねと思って読んでいたら、結末に触れるどころか、
監督が表現したかったこと、映画の答えみたいなものがズバリ書かれていて。
観終った直後、「むむむ。最後にああいう展開になるってことは、つまり・・こういうこと!?」
とあれこれ想像していた最中に、「それはこういうことですよ」と全部言われてしまった感じ。
この作品の場合、それを知ってしまうと語ることもなく・・。
原作は「THE LIFE BEFORE HER EYES」
日本語のタイトルは「春に葬られた光」というらしい。
「春に葬られた光」ってなんだかとっても素敵。
ある批評に、『映画のほうにはほんの少し違う解釈が混ざっているような・・』と
書かれていたけれど、その微妙な違いは重要な気も。
流れるような美しい文体が魅力のベストセラーとの事なので、原作を読んでみたくなった。
映画のほうは、パンフの表紙にもなっているVIVIDな花の色から、テリー・ワイフェンバックの
写真のような色彩豊かで美しい映像を期待したけれど、ちょっと違ったかなぁ。
鑑賞中ずっと、ダイアナの親友が誰かに似ている・・と気になって気になって。
後でスーザン・サランドンの娘だったと知って納得。似てる!
「ダイアナの選択」のパンフを読みながら、昔観たスーザン・サランドン&ショーン・ペンの
「デッドマン・ウォーキング」を思い出していた。